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地域コーディネーターとは~自論 地域コーディネーターの仕事~

地域コーディネーターとは」、「地域コーディネーター」、「地域コーディネータ」、
そんな言葉で検索してこのブログに来てくださる方が増えてきました。

現在厳密な定義はないように思いますが、
自論を書いておこうと思います。

■コーディネーター
コーディネーター(英語: coordinator)
ものごとを調整する役の人です。

地域コーディネーター
地域を調整する人となります。

地域内資源(ひと・もの・かね +歴史・文化+自然)をうまくつないで、
新たな価値を生み出す人です。

まだ抽象的ですよね。

■2つのコーディネーター
この中で私は大きく分けて2つのコーディネーターがあると思います。
1 都市と地域をつなぐコーディネーター
2 地域内コーディネーター

1 都市と地域をつなぐコーディネーター

地域のひと・もの・かねを都市とつないで価値を創出します。

■特徴
・様々な地域情報を知っている
・専門家とのネットワークが広い
情報発信力が強い
・何かしら専門の力を持っている

■例1 人材コーディネート
私が担当した都市農村交流事業だと、
都会の人を地域とマッチングして、新しい価値を生み出します。

 ○私の実績例
 平成21年度 補正事業 田舎で働き隊 14地域 101名のコーディネート
 平成22年度 田舎で働き隊 11地域 11名の半年研修をコーディネート
 平成22年度 神津島漁業後継者育成事業 5名の研修をコーディネート

 その他、採用支援、人材募集代行、企業と地域のマッチングなど

また、地域に入った人と地域とのコーディネートも行います。
地域に入った方は場合により孤立したり、
外の情報がとれなくなったりしますので、
facebook等、外部とうまく情報交換できるインフラが必要ですね。

■例2 販売促進(マーケティング)コーディネート
 ●直接営業支援
 地域産品の販路を見つけます。

 ○私がやったことの例
 都会の市場(マルシェ)出店の企画、実施
 エコプロダクツ展でPR、販売支援実施
 奈良大手食品メーカー販売支援実施
 農家さんの野菜 販売代行支援 

 ●間接営業支援の例
 DM(ダイレクトメール)の企画、デザインや、
 Webの改定、弊社独自リストへの広告掲載、メール配信、
 弊社サイトへの広告掲載、電話かけの代行など、
 間接営業のご支援サービスも備えてご支援しております。
 
■例3 資金調達コーディネート
 ●国、自治体からの資金調達
 補助金情報のリサーチ、補助金申請のご支援

 ●個人からの資金調達
 ソーシャルファイナンスによる資金調達など様々です。

 ソーシャルファイナンスはイメージしにくいと思いますが、
 以下のようなファンドがそれにあたります。
 
 共有の森 ファンド http://www.amita-net.co.jp/info/amita-now-20090408-000746.html

 (共有の森ファンドに私は関っておりません。
  2010年度はアミタグループとしてのインフラ準備に関っておりました)

2 地域内コーディネート

地域コミュニティ(特に地方)は、都会と比べ密接に結びつくため、
良くも悪くも個人主義でものごとが進みにくい特徴があります。
それらを調整する役でもあります。

また、都市と地域をつなぐコーディネーターとの窓口としての役割も、
担うことが多く、強力な地域内コーディネーターがいる地域は、
地域活性化に向けて踏み出す力が強いとも言えます。

地域内コーディネーターが専門性を持ち、
自ら事業を作っていける場合は、地域プロデューサーとも呼ばれたりします。

■求められる力
地域コミュニティ内での粘り強い行動力とコミュニケーション力です。
また、地域内の課題や人間関係(力関係)、情報、お金の流れ等を整理し明示化する力も必要です。
(専門的な力を持っていれば尚良いですが、
 専門家をつなぐことができ方向性をまとめられればある種の専門性は不要です)

■キーワード
1 合意形成
地域は組織とは違い、意思を持って集まったコミュニティではなく、
規程や決裁権限も明確化していません。
よって、何かことを起こすときに「合意形成」するのが難しくなる傾向があります。

もちろん、必ずしも合意形成して全員で取り組む必要がないケースもあり、
その手法をとらない地域コーディネーターもいます。

2 情報発信
地域の魅力、状況を明示化し、良い点を発信し続けられる力が必要です。
地域に埋もれていたり、散在している情報を収集整理し、発信すること。
この場合、外から来た人は地域の人が当たり前すぎて気づかない価値に、
気づく役割を果たします。

アミタ持続可能経済研究所では、
京都府京丹後市や宮城県に地域内コーディネーターがいます。

■補足
都市と地域のコーディネートと地域内コーディネート、
両方を1人でやられる方もいます。
ただ、地域内コーディネートをやるには、
やはり現場にいなければ難しいと思います。

また、地域内で経済が自立できれば、
都市とのコーディネートはあまり大きく必要にはならないケースもあります。
が、現状そのケースがあるのかわかりません。
(地域外にPRする必要もないため)

■地域活性化や一次産業に関心のある方へ
農林水産商工の持続可能経済を作る「ドゥタンク」アミタ持続可能経済研究所
 メルマガ「持続研通信」(無料)

■問い合わせ
ご支援のお問い合わせ、ご依頼は下記によろしくお願いいたします。

蝦名裕一郎
yu1roebina@gmail.com
ツイッターアカウント @yebina 

■実績等、自己紹介は下記にございます。
http://regionalproducer.blog108.fc2.com/blog-entry-184.html

気が向いたときに随時更新していくつもりです。
あくまでこれは個人としての自論であることはご了承下さい。
 
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テーマ : 地域活性化
ジャンル : ビジネス

あなたの力で地方が変わる!~都会と地方のイメージギャップ2~

前回に続く投稿です。

■前回の復習
都市と地域のコーディネートする際の課題=地方の方と都会の方のイメージギャップ

■2つのズレ
・スキル面
・コミュニケーション

スキルについては、1つ前の記事をご覧下さい。

■前回の前提

■都会にいる人の地方に対するニーズ
①農林水産業に携わりたい
②都会の忙しさに疲れたので田舎でのんびりしたい
③田舎で誰にも干渉されずひっそり暮らしたい

■地方の都会から来る人に対するニーズ
A 私達にできないことで力になってほしい
B 地域にしっかり入り込んで、きっちりコミュニケーションをしてほしい
C 地域の祭りや普請(清掃や治水、消防団など)にも積極的に関与してほしい

■今回のテーマ
今回は②③のコミュニティ面でのギャップの問題です。

■コミュニティの分類
コミュニティを人と人とのつながりだとすると、
下記4つが挙げられます。

血縁(血のつながり)
地縁(地域のつながり)
職縁(仕事上のつながり)
好縁(同じ趣味や同好のつながり)

好縁という言葉は、1996年に作家の堺屋太一さんが好縁という言葉を使われたところからの引用です。

青森県深浦郡大間越

■地域の分類
地域を都市、都市郊外、農山村にわけます。

■コミュニティの違い
農山村のコミュニティ=地縁中心
都市のコミュニティ=職縁好縁がメイン

■コミュニティが違う理由
大きく三つあります。
①人口の変動 ②年齢構成 ③仕事  

①人口の変動
他地域からの人口の流入があるからこそ、都市は人口が増えます。
そして、主に都市に移り住む人は仕事を求めて移動します。よって、職縁がメインです。

現状多くの農山村は人口が流出こそすれ、あまり流入していません。
つまり、昔からそこにいた人でコミュニティが形成されます。
ですから地縁がメインになります。

②年齢構成
農山村から都会に移動するのは、主に若者です。
最初の移動機会は大学進学、次が就職です。
よって、農山村は高齢化しており、都市は農山村と比較して年齢は若いです。

③仕事
バブル崩壊で終身雇用が崩れ成果主義に移行し、
転職が当たり前になった現在、より多くの人が、
職縁好縁の比重を広げているのではないでしょうか?
若者に飲みにけーしょんが通じなくなったのもこういう背景があるかもしれませんね。

■三次産業=仕事は場所に制限されない
隣の会社が何をしていようが、そこまで大きな影響はありません。
ましてや対法人の仕事をしている企業であれば、
双方近所が何をしていても仕事に影響は少ないです。


■一次産業=仕事が場所に制約されます。

隣接地が自分の仕事に影響します。
地域の水利用などは昔から地域ごとに厳しい決まりごとがあり、
みんなで地域の自然を守り、それを利用するというスタイルです。
隣の人は何していて、どんな人なのかわからないというのはありえません。

■地方コミュニティのニーズ

農山村のコミュニティが一次産業主体、かつ地縁であるからこそ、下記のニーズが出てきます。

B 地域にしっかり入り込んで、きっちりコミュニケーションをしてほしい
C 地域の祭りや普請(清掃や治水、消防団など)にも積極的に関与してほしい

それに対して、都会の職縁好縁中心の人達は、
下記ニーズで移るとコミュニケーションや価値観のズレが生じてしまうケースが多くあります。

②都会の忙しさに疲れたので田舎でのんびりしたい
③田舎で誰にも干渉されずひっそり暮らしたい

当然、農山村のニーズを理解して適応できる都市の人は
より多くの地方地域に適する場所を見つけられる確率は高くなりますし、
多くの地域とつながりを作れます。

また、都会の人のニーズを理解して、適応できる農山村は、
多くのIターン者を呼び込むことに成功しています。

ということで、都市と地方のニーズとコミュニケーションのギャップを理解し、
解決できるかどうかが、地方に関る上で、重要なポイントとなります。

■結論
地方のニーズに沿った都会人のスキル提供で、
地方コミュニケーションスタイルを理解し実践していけば、
今都会の皆さんが身につけた力を応用することで、
十分双方が満足する関係が築ける可能性があるということです。

■もう一度出版の背景
漠然と地方ビジネス=一次産業などと考えている方々や、
自分は地方に行っても何もできないと思ってらっしゃる方々に対して、
入り口でずれないためにという目的でこの本の出版に携わりました。

実際、本書の中には、都会から地方へ入った方々の実例も書いてありますし、
それを仲介する団体の紹介も行っています。

もし都会で、地方移住の行動を起こそうとして検討されている方や、
何から手をつけて良いかわからないと言う方のために、
この本がお役に立てればこれほどうれしいことはありません。

■地域活性化や一次産業に関心のある方へのツール
①地域と人材を結ぶコミュニティサイト
 「AISE LINK」(無料)
 
②農林水産商工の持続可能経済を作る「ドゥタンク」アミタ持続可能経済研究所
 メルマガ「持続研通信」(無料)

③森は地域の宝もの 株式会社トビムシ(無料)
 メルマガ

■注釈
この記事はあくまで私個人の見解です。また私は学者でなく、実行者ですので、
上記は私の体験から出した仮説にすぎません。
地方と言ってもすべての地方が千差万別です。
その前提でのご理解をよろしくお願いいたします。

地域ビジネス起業の教科書―地域で働きたい人がはじめに読む本

テーマ : 地域活性化
ジャンル : ビジネス

あなたの力で地方が変わる!~都会と地方のイメージギャップ1~

私が一体どういうことをしているかということお伝えするために、
自己紹介を兼ねて自身も出版に携わった
「地域ビジネス起業の教科書~地域で働きたい人がはじめに読む本~」を出版するにいたった経緯をお伝えします。

■本の想定読者
1 今後地方で働く人
2 地方に何か貢献したいと思っている人
3 地域活性化に関心のある学生

■出版の背景
私はプロジェクトで、都会の人材を地方にマッチングする役割を担当しました。
その際に、都会の方が思い描く地方のイメージと地方の方が求める都会の人の力にズレを感じたからです。
そして、そのズレをきちんと認識すれば、今以上に都会の方が地方の力になれることに気づきました。


■都会にいる人の地方に対するニーズ

1 農林水産業に携わりたい
2 都会の忙しさに疲れたので田舎でのんびりしたい
3 田舎で誰にも干渉されずひっそり暮らしたい

1はスキル、2、3はコミュニティの問題です。
では一方、地方では、特に過疎が進む地域ではどういった人材が望まれているか?
一概には言えませんが、私が関った地域では下記傾向がありました。

■地方の都会から来る人に対するニーズ
A 私達にできないことで力になってほしい
B 地域にしっかり入り込んで、きっちりコミュニケーションをしてほしい
C 地域の祭りや普請(清掃や治水、消防団など)にも積極的に関与してほしい

Aがスキル、B、Cはコミュニティの問題ですね。

この2つの大きなギャップが、都市と地方を橋渡しする課題の一つです。
どうしてこのようなズレが起こるのでしょうか?
今回はまずスキルのギャップについて書きます。


100219_ひらめ網仕掛け (8)


■スキルイメージギャップ
1はメディアの後継者不足報道から来る影響もあるでしょう。
もちろん一次産業の後継者不足は事実なのですが、なぜ後継者が不足するのでしょうか?

様々な要因がありますが、一番は生計が建てにくいからです。
簡単に言うと売上(より正確には利益)が上がらないからです。
ということは、まず一次産業で生計が立つようにすることが、最初の課題となります。

■儲からない原因を3つに分ける
・労働力
・商品力
・販売力

商品力と販売力のどちらか、あるいは両方に問題があるケースが多いのです。
(限界集落の場合は労働力まで限界に来ているので、かなり問題が顕在化します)

■問題が販売力にある場合の地方ニーズ=A私達にできないことで力になってほしい
高齢化が進む一次産業の方々が相対的に苦手とすること

・マーケティング(Webによる販売や販売促進、EC)
・商品開発(都会向け)
・渉外(営業、価格交渉や契約、財務会計)


いかがでしょうか?都会にいる方々が得意とする分野ではないでしょうか?
都会から地方地域に行く方々に期待されているのは、
都会のビジネスパーソンが持つスキルだともいえるのです。

■つづき
都会の方の地方イメージ(2、3)と地方のニーズ(B、C)のミスマッチです。
実はこちらの方が一筋縄に行かないかもしれません。
こちらについてはまた次回書きたいと思います。

都会の人が今持っているスキルを、どのように地方に活かすか、
その実例や考え方の参考例などは、書籍に掲載しております。
よろしければごらん下さい。

■地域活性化や一次産業に関心のある方へ
①地域と人材を結ぶコミュニティサイト
 「AISE LINK」(無料)
 
②農林水産商工の持続可能経済を作る「ドゥタンク」アミタ持続可能経済研究所
 メルマガ「持続研通信」(無料)

③森は地域の宝もの 株式会社トビムシ(無料)
 メルマガ

■注釈
この投稿とご紹介している書籍の中「地域ビジネス」と言う言葉は
「地域ビジネス≒地方のビジネス」という定義で書いています。
(地域はある特定の領域を指す言葉で、都会にも地方にも地域がありますから)

地域ビジネス起業の教科書―地域で働きたい人がはじめに読む本

テーマ : 地域活性化
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