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もくもく手作りファーム~道徳なき経済は犯罪 経済なき道徳は寝言~の実践例

ソーシャルビジネス推進室の目的は、
匿名組合出資を使って市場の中に事業を作るということです。

■既存
商品開発→顧客作り

■目指すところ
顧客作り→商品開発

先に「こういう事業します!賛同するかた出資してください!」
ということ。

既にそれをやっていたのが、生協です。
契約栽培とかもその類ですね。

そこで9月5日は、会員制という手法で既にこの考えを成功させている、
もくもく手作りファームに視察にいっていました。
吉田専務という創業者の方から、お話をうかがえました。

■基本姿勢

「流通にも迎合しない。
自らつくり、自ら流通し、自ら売る。市場出しは一切しない。」

「会員がいて、その方々が市場になっている。
もくもく手作りファームはショールーム。観光業と思われがちだが、
会員増加が目的である。作り方、スタッフの顔、考えを伝える場」

■経営理念
消費者は仲間で、従業員は同志です
参加意識の高い従業員がいます。
伝える力が重要だ!という観点からです。」

■販売方針
「楽な誘惑はたくさんある。
でもコンビニに商品を置いたら、うちに来てくれない。

自らつくり、自ら流通し、自ら売るが果たせない。
作り方、スタッフの顔、考えを伝えることができない。」

「もくもく手作りファームは派手に見えるが、
会員を増やすという足固めをしている。
そこについて、視察の人はほとんど見ていかない。

プルの営業をやっているだけである。
無料の情報発信は相当やっている。」

■理念と経済
「社会運動とビジネスの両立が重要です。
会員はもくもくの金儲けについて関心はない。
でも足元の事業をきちんとしないと食っていけない。
その両軸をどうするのかをきちんと明確にすること。」

「何でお金をとるのかというフィルターをきちんと社員に伝える。
世の中はこうやけど、俺らはこうやぞ!ということが若いものにはわからない。」

■具体例1 (儲かればよいというものではない)
「社員が乗馬体験や水鉄砲を売っているのを見て怒った。
ポニー(馬)は俺らが作っていない。

子供がポニーに乗りたいときに親がお金を気にしている世界なんて作るな。
お前らがやるのかは、そのときの商品説明やと伝えている。
帰るときに商品を買ってもらえるようにするのがお前達の仕事だと伝えている。」

■具体例2 (儲けないと食っていけない)
「就職希望者が毎年300名くる。
そのうち半分の150名が農業したいという人・・・
全員雇ってやりたいけど、農業だけだと仕事にならんのですわ。」

・会社全体でキャッシュポイントはどこで、
そのために各部署のミッションは何で、
そして、己のミッションは何で、だから今日この行動をする

明日も引き続き吉田専務のお話

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■学んだこと(知ったこと)
==================================
・マクロデータをもとに経営判断をすると地域の実情からずれる

・現状、韓国台湾など含め、食育のニーズが高い

農業の 48億円が消費者直販(平成21年度売上高実績)

■もくもくファームの顧客階層上昇ステップ
・もくもくファーム来訪→会員になる→レストラン→物販コーナーと連動
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テーマ : 地域活性化
ジャンル : ビジネス

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